こんにちは、Takashit(@33fisherskier)です。
子供が欲しい!と思ってもなかなか授かることができないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
私たち夫婦もなかなか子供を授かることができなかった為、不妊治療を行い3年目にして子供を授かることができました。しかし、不妊治療は大変なのでは?いくらかかるの?など不安に思うことも多いと思います。私たち夫婦が不妊治療で経験したことをブログで発信することにより、子供が欲しいと思っている方々のお役にてればと思います。
目次
- 不妊治療を行える病院の探し方
- 不妊治療の流れ
- 不妊治療にかかる費用
- 不妊治療の助成金
- 不妊治療大変だったこと良かったこと
不妊治療の病院を探す
病院によっても色々あり不妊治療を得意としている病院もあれば不妊治療を行なっていない病院もあります。まずは不妊治療を行なっている病院を探さなくてはいけません。
ちょっと調べてみたら不妊治療を行なっている病院を検索できるサイトがありましたのでリンクしておきます。昔はこのようなサイトが無く(見つけれなかっただけ?)病院を決めるのに苦労した覚えがあります(^^;)
上記のサイトに不妊治療についても詳しく書いてあります。私のサイト見るよりいいかも(^^;)まあ、個人の体験談として私のサイトは見ていただければ幸いです。
私たちの経験私も当時どの病院に行けばいいのか悩んでいました。その時は知人に不妊治療をしている方もいませんでしたのでインターネットで調べるしかありませんでした。口コミなどの検索ワードで探しましたが、当時は上記のようなサイトは無く調べるのに苦労した覚えがあります。そんな中で顕微鏡受精もでき自宅から1時間ほどで通える操レディスホスピタルに行くことにしました。(住んでいるところが田舎なのでどこの病院に行くにも結構な時間がかかる)通い始めて知ったことなのですが、操レディスホスピタルは西城秀樹さんの奥様が出産された病院です。病院内に西城秀樹さんと奥様、お子様の写真が飾ってありました。
不妊治療の流れ
- カウンセリング
- 不妊症の検査
- どんな治療方法で行うか(カウンセリング)
- 治療開始
不妊治療の流れは上記の1〜4を行い、妊娠できなかった場合はまた1、3、4を繰り返すといった感じでした。
カウンセリング
カウンセリングではまず先生にこれまでの妊活の話を聞いていただき、不妊症の検査について、その後の治療についてなどの説明をして頂きました。お互いこれから不妊治療を進めて行く上で必要なコミニュケーションを築きました。
私たちの経験私たち夫婦の場合は結婚して1年ほどで妊娠はしたものの、流産してしまうという経験をしました。ですのでいつかはまた妊娠するだろうと思っていました。その後結婚してから6年ぐらい経ってから妊活(基礎体温を測ってタイミングを合わせたり等)を2年しましたが、妊娠することはありませんでした。妻の年齢も36歳と高齢になったため不妊治療をしようと思い至りました。
必ず夫婦でカウンセリングを受けましょう。お互いの意見の違いから不妊治療がうまくいかなくなってしまう事もあると思います。特に男性の方(書いてる私も男ですが)は不妊治療に関心が低かったり、知識も少ない方が多いのではないでしょうか?私もカウンセリングを受けるまでは人工授精、体外受精、顕微鏡受精など治療法の違いをよく理解していませんでした。是非とも夫婦揃ってカウンセリングを受けてください。
また、病院によって違うかもしれませんが、初めはタイミング法や人工授精を勧められると思います。やはりその方が自然に近い妊娠だからです。私たち夫婦も先生と相談し初めはタイミング法、人工授精と行いました。しかし、中には初めから体外受精や顕微鏡受精でより高い確率で妊娠する治療法を選びたいと思われる方もみえると思います。そのあたりの話を先生としっかりすることをお勧めします。この治療方針が合わずに病院を変えたという方もみえるようです。
不妊症の検査
不妊症の検査には女性と男性それぞれあります。日本では不妊の原因は女性に多いと思われがちですが、男性が原因のこともあります。
私たちの経験私たち夫婦の場合は、妻は特に問題は無く私の精液量、精子濃度、精子運動率などが正常範囲の半分以下でした。そのため妊娠しづらい状態でした。
検査の内容についてはこちらのサイトで詳しく説明されていますので参考にしてください。
不妊の治療方法
不妊治療についてはいくつかの方法があります。
大きく分けて一般不妊治療と生殖医療に分かれます。
一般不妊治療とは医学的なサポートはするけれど、卵を体の外に取り出さずに、受精は自然に任せるもので、タイミング療法(指導)や人工授精などがあります。妊娠率は約15~30%と言われています。詳しくはこちら
卵を体外に採り出して精子と受精させる治療のことを高度生殖医療といいます。卵と精子が受精分割した胚も一定期間は体外で育てた後、子宮に戻します。体外受精や顕微鏡受精は生殖医療です。詳しくはこちら
治療
先生と治療方法を相談して実際に治療を開始していきます。
私たちの経験私たち夫婦は最初の1年半は一般不妊治療でタイミング療法と人工授精を行いました。2ヶ月に1回のペースでタイミング療法を半年行い、私たち夫婦が住んでいるのは雪国のため冬季は病院まで通うのが大変なので不妊治療は一旦お休みし、また春から人工授精を半年行いました。結果的には一般不妊治療では妊娠することはできませんでした。
その後は体外受精を2回行い、1度は妊娠しましたが流産してしまいました。私も不妊治療を始めてから知りましたが流産は意外に多く起こる妊娠トラブルのようで、初期流産の多くは染色体異常であり、防ぎようのないことのようです。染色体異常は精子が要因で起こる事もあるようで、私たちの場合は精子に異常が多かったのが原因だったのではないかと思います。(原因は様々らしくはっきりとは分かりませんが)流産をするととても悲しいですし、何か悪いことをしたんじゃないかと自分を責める人もいらっしゃると思います。私も最初の流産の時はかなりのショックを受けました。しかし、上記で記したように流産は意外に多く起こる妊娠トラブルなので落ち込まなくてもいいと思いますよ。私たち夫婦は流産の経験は2回でしたが、私の父母は6回も経験したそうです。私の友人夫婦も5回以上経験している方もみえました。
そして妻の年齢も39歳と高齢になってきたためこれで最後にしようと望んだ顕微鏡受精で妊娠することが出来ました。
不妊治療にかかる費用
不妊治療にかかるおおよその費用一覧です。
初期の一般不妊治療(保険適用範囲)
・検査(ホルモン検査・精液検査・子宮卵管造影検査など) 1,000〜3,000円ほど
・タイミング法 3,000〜8,000円ほど
・排卵誘発(注射) 1,000〜3,500円ほど
・腹腔鏡下手術 140,000〜380,000円ほど
高度生殖医療(人工授精や体外受精:自由診療)
・人工授精 1~3万円ほど
・体外受精 20万円~60万円ほど
・顕微授精 250,000円〜500.000円ほど
治療費の差は医療機関の立地や設備、スタッフの数などにより変わるようです。都心などでは価格設定が高く、地方の場合だと若干安くなっているようです。
私たちの経験私たち夫婦の通っていた病院ではそれぞれ1回につき人工授精15,000円ほど、体外受精が250,000円ほど、顕微鏡受精が350,000円ほどでした。その他に排卵誘発剤や漢方薬などの薬代なども月に数千円ほどかかりました。
不妊治療の助成金
特定治療支援事業というものがあり、全国の都道府県および指定都市・中核市が実施主体となって支援を行なっています。
申請に際しては、ほとんどの地域で保健所が窓口になっているようです。
詳しくはこちらから検索できます。
私たちの経験私たちも夫婦も助成金制度を利用しました。体外受精、顕微鏡受精の費用のおよそ2/3ほどが助成されたと記憶しています。
不妊治療大変だったこと良かったこと
大変だったこと
大変なのはやはり女性の方です。男の私は精液の採取で排卵のタイミングに合わせておよそ月に1回病院に行くか採取用の容器に自宅で採取するだけでしたが、妻は注射などもあったため月に2〜3回通っていました。私たち夫婦は病院が遠かったため通院は大変だったため、注射やカウンセリングなどは二人とも仕事が休みの土曜日に一緒に行っていました。しかし、排卵はこちらの都合で決められないので妻だけ仕事を休んで行っていました。
これから不妊治療をしようと思っている女性の方は高度生殖医療を行うならば排卵に合わせて病院に行かなくてはならなくなります。1日ずれるだけで卵子が取れなくなってしまうので先生の指定した日に病院に行かなくてはなりません。ですので仕事をされている方は急遽休まなくてはいけないという状態になってしまいます。職場や病院の先生とよく相談することをお勧めします。
良かったこと
良かったことはやはり子供を授かることができたことです。色々大変な事もありましたが不妊治療をして良かったと思っています。
まとめ
私たちは運よく子供を授かることができましたが、不妊治療をしてもなかなか子供に恵まれない夫婦の方もいらっしゃると思います。子供を授かった私が言うのもおこがましいですが、子供がいない人生も別に悪いわけではありません。私たち夫婦も金銭的な理由や、年齢の問題で最後にしようと望んだ顕微鏡受精で子供を授かりました。ここで授かっていなければ諦めるつもりでいました。不妊治療を進める上で夫婦間での協力は欠かせないと思います。どこまで治療をするのか、治療を進めていく上でそれぞれの負担をどうするのかなどパートナーとよく話し合って治療に望むといいのではないかと思います。
また、私たちは不妊治療がストレスにならないよう普段の生活は今まで通りにやっていました。休日は一緒に釣りに行ったりもしましたし、運動もしていました。今となっては笑い話ですが、妻は最後の顕微鏡受精をした後一緒に釣りに行って前歯が欠ける転倒をしました。それでも妊娠したのです。今思えば治療がストレスにならないよう趣味も続けていたのは良かったのかなと思います。さすがに激しい運動はよくないと思いますが、先生とよく相談してストレスなく治療ができるようしていけばいいのではないかと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。私たち夫婦の経験が少しでもお役に立てればと思います。