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フライフィッシング!ダブルハンドのラインシステム!

ダブルハンドのラインシステム

フライフィッシングダブルハンドの釣りってなんだか難しそうというイメージを持っていませんか?ラインシステムとかよく分からないし。。。

私も渓流でドライフライの釣りだけやっていた時はダブルハンドの釣りはラインシステムとか複雑だし、キャスティングもスペイキャストとか難しそうと思っていました。

しかし、私にはたまたま教えてくれる人がいたので道具は何が必要か教えてもらい、キャスティングや釣り方も教しえてもらうことが出来ました。

そして初めて行った本流でダブルハンドのウエットフライを使った釣りで、なんとニジマスを釣ることができたのです。

それからというものダブルハンドの釣りにどっぷりハマってしまいました(笑)

この記事では本流域から中流域で行うスペイキャストによるウエットフライやストリーマーの釣りで使われるラインシステムについて説明していきます。

先に言ってしまうと本流のウエットフライフィッシングでおすすめなシステムはスカジットシューティングスペイです。

なぜこの2つのシステムが良いのかを交えて解説していきますのでダブルハンドの釣りに興味がある方はこの記事を読んで参考にしていただけたらと思います。

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ダブルハンドとは(シングルハンドとの違い)

本流域や中流域の川幅の広い場所では、シングルハンドのオーバーヘッドキャストでピンスポットを狙うドライフライの釣りよりもウエットフライやストリーマーといったフライでスイングやターンなどである程度の範囲を探りながら狙った方が効率的です。(ドリフライで狙う場合もありますが)

そして川幅が広いため遠投性能やメンディング性能の良い長いロッドの方が有利になります。

そのため本流ではダブルハンド主体のシステムとなるのです。

また、キャスティングもバックスペースが限られることが多いためスペイキャストなどのバックスペースのあまりいらないキャストが主体となるのです。

川幅の違いでシングルハンドやダブルハンドといったタックルが変わると思ってもらえばいいと思います。

タックルの進化について

近年ではタックルやフライラインの進化によって様々なスタイルの釣り方が出来てきました。ダブルハンドロッドのスペイフィッシングも近年大きな進化をしています。

今回スペイキャストのラインシステムについて書いていますがラインの種類が多いため大きく4つのスタイルに分けて説明しています。

そのスタイルの中でも様々なラインがあります。

また、シングルハンドロッド、スイッチロッドでもスペイキャストで飛距離が出せるようになってきました。

ある程度の川幅ならばシングルハンド、スイッチロッドでも充分攻略できると思います。

もうすでにダブルハンドロッドを持っているのならばシングルハンドスペイやスイッチロッドでの釣りもやってみるのもいいと思います。

スペイキャストを全くやったことがないならばダブルハンドロッドから始めるのをおすすめします。

なぜかというと、先に説明したように近年ではタックルやフライラインが進化してきました。ダブルハンドロッドも同様に進化しており軽量化、高反発なロッドになり、フライラインの進化もあり低番手ロッドでもかなりの川幅まで対応できるようになりました。

低番手ロッドの利点は軽いため体に負担が少ないことです。

フライフィッシングは1日中キャスティングを繰り返すわけですから体に負担がかかりにくいということは大きなアドバンテージになります。

またスペイキャストを覚えるという点についても初めはダブルハンドロッドで覚えるのがいいと思います。

なぜかというと、ダブルハンドロッドの低番手といえどライン重量はそれなりにあります。

そのためキャスティングの時にラインの動きが体で感じやすいからです。

ですので初めてスペイキャストに挑戦するのであればライトツーハンドと呼ばれるダブルハンドロッドの低番手(5番、6番)から始めるのをおすすめします。

このスペックであればよほどの大きな川でなければ遠投性も問題ありませんし、ロッドが長いためメンディングもしやすいです。

また50~60cmのニジマスなどの大型魚も充分取り込めるパワーはありますので実釣でも問題ないと思います。(私がメインで使っているダブルハンドロッドも5番です。詳しくはこちらをご覧ください)

ダブルハンドのラインシステム

スペイキャストで行うダブルハンドロッドのラインシステムは大きく分けて4種類あります。

スペイスカンジナビアン(アンダーハンド)、シューティングスペイスカジットです。

それぞれにそのラインシステムに至った歴史や使われる状況も違うので、詳しく解説していきたいと思います。

スペイ

【代表的なテーパー】

スコットランドのスペイ川をはじめとしたアトランティックサーモンを釣るために進化してきたスタイルがスペイです。

この発展系がスカンジナビアン、スカジットとなったようです。

タックルも大型魚のアトランティックサーモンを釣るためにダブルハンドが生まれ、限られたバックスペースの中でキャスティングを行うためにスペイキャストが考案されました。

そして飛距離がだせ、かつフライのスイングのスピードをコントロールすることができるように開発されたのがスペイラインです。

スペイラインの特徴はヘッド部分がとても長くヘッド全体にフロントテーパーが続くラインです。主にフローティングラインですがスローシンキングラインもあります。

メリット

  • 変化の少ないゆったりとした流れでフライをスイングさせる釣りに向いている。
  • ヘッドが長いためテンポよく打ち返して釣りができる。
  • ヘッドが長いためメンディング性能に優れている。

デメリット

  • ヘッドが長いので他のラインに比べバックスペースが必要。
  • ラインが流れの影響を受けやすい。
  • 重いシンクティップやフライは投げにくい。

スカンジナビアン(アンダーハンド)

【代表的なテーパー】

北欧スカンジナビア半島で発展したスタイル。

スペイと同じくアトランティックサーモンを釣るために進化したが、さらにバックスペースが狭く速い流れの川で釣りをする必要がありました。

そのため短いシューティングヘッドを使った釣り方が開発されました。

フローティング、シンクティップ、フルシンキングなど、様々なヘッドが使用されている。

スカンジナビアン(アンダーハンド)キャストはフライラインをアンカーにするのではなくリーダーより先をアンカーにして投げるため水面を荒らすことなく静かにキャストできるのが特徴です。

またシューティングヘッドのシステムはオーバーヘッドでのキャスティングも可能です。

メリット

  • スペイラインよりバックスペースが狭くてもキャスティングができる。
  • 早く複雑な流れでもラインが影響を受けにくい。
  • キャスティングの時に水面を荒らさない。
  • プレゼンテーションが静か。

デメリット

  • リーダーより先をアンカーにするのでアンカー切れを起こしやすい。
  • 重いシンクティップやフライは投げにくい。

シューティングスペイ

【代表的なテーパー】

スカンジナビアンからの発展系システム。

同様なシューティングヘッドシステムだが、スカンジナビアンよりヘッドが短い。

またキャスティングもラインを折りたたんで投げる。

フローティング、シンクティップ、フルシンキングなど、様々なヘッドが使用されている。

メリット

  • スカンジナビアンよりバックスペースが狭くてもキャスティングができる。
  • 飛距離が出しやすい。
  • 早く複雑な流れでもラインが影響を受けにくい。
  • プレゼンテーションが静か。

デメリット

  • ラインを折りたたんで投げるためキャスター近くの水面が荒れる。
  • 重いシンクティップやフライは投げにくい。

スカジット

【代表的なテーパー】

アメリカのスカジット川でスティールヘッドを釣るために発展したスタイル。

重いシンクティップや大きく重いフライを投げるように太く短いヘッドになっている。

キャスティングはキャスターの前にラインを横向きに置き、そこからキャストする。

主にフローティングヘッドとシンクティップの組み合わせで使われるが、インタミディエイトなどのシンキングヘッドもある。

メリット

  • スカンジナビアンよりバックスペースが狭くてもキャスティングができる。
  • 飛距離が出しやすい。
  • キャストが簡単。
  • 重いシンクティップやフライがキャストできる。

デメリット

  • ラインを水面に置いてキャストするためキャスター近くが荒れる。
  • プレゼンテーションのインパクトが大きい。

最初におすすめのタックル、ラインシステム

ダブルハンドロッドのラインシステムを解説してきましたが、本流の釣りで重要になってくるのはフライを狙ったポイントまで流せるかだと思います。

それには遠投性がありラインの操作性がよく流れに影響されにくいラインシステムが必要になります。

それに当てはまるのはシューティングスペイスカジットです。

シューティングスペイとスカジットは遠投性に優れており、ヘッドが短いためラインの操作性も良いです。

流れに影響されにくいという点ではスカジットはボディーが太いため影響を受けやすくなりますが、現在はOPSTのコマンドヘッドRioのトラウトマックスのようなショートヘッドスカジットラインならばボディが太くても短いため流れの影響を受けにくくなっています。

今、本流のラインシステムはショートヘッド化とライトラインの流れです。

各メーカーから様々な低番手でショートヘッドのシューティングヘッド、スカジットラインが出てきています。

やはり実釣りにおいて有効的ということなのでしょう。

キャスティングもショートヘッドはそんなに難しくありません。

タックルの進化の項目でも書きましたが、最初に購入するのであれば低番手(5番、6番)で12ft前後のライトツーハンドをおすすめします。

そしてラインシステムはシューティングスペイかスカジットラインがおすすめです。

「このラインがいいですよ」とか具体的に説明して欲しいという方はこちらの記事で私が使用しているラインシステムについて書いていますので参考にしてください。

>>私の使用しているラインシステム

またロッドはこちらのロッドを使用しています。

>>私の使用しているダブルハンドロッド

タックルの予算

12ft前後のライトツーハンドロッド、リール、ライン、シンクティップなどを揃えるとなるとおよそ6万円〜15万円といったところでしょうか。

上をみるときりがないですが(笑)

個人的におすすめなロッドはSageやScott、G-Loomisですが、なかなかの値段します(^^;)

まとめ

ダブルハンドロッドのラインシステムについて解説してきました。

道具を全部揃えるとなるとけっこうな金額になってしまいますよね。。。

しかし、新品にこだわらなければ今はヤフオクやメルカリといったオークションやフリマで中古を手軽に買うこともできます。

私もけっこうオークションやフリマで買ったり売ったりしています。

ロッドなんかは最新モデルの方が性能はいいのですがね。。。

あとラインは新品で買った方がいいと思います。

傷んでいるラインは沈んでしまったり、滑りが悪かったりするので新品で買いましょう。

本流のダブルハンドの釣りも面白いので、ぜひやってみてください!

こちらも合わせてどうぞ

  1. スペイキャストについて→スペイキャストのキャスティング方法、スタイル
  2. スカジットライン→Rioトラウトマックスのレビュー
  3. 渓流、本流の釣行ブログ→フライフィッシング釣行ブログ
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