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フライフィッシングでティペットが切れるようになってしまった時の対処法

釣りをしていて、今までと同じように釣りをしているのにティペットが切れるようになってしまったという経験はありませんか?

同じように合わせもしているし、ティペットに傷がついたら新しいものに結び直しているのに切れてしまう…

それはスプールに巻かれているティペットが劣化して弱くなってしまったからです。

私も過去に経験しました。

前年に購入したティペットを次のシーズンに使ったら簡単に切れてしまい。最初はなぜなのか分かりませんでした。

とりあえず新しいティペットに交換しようとショップへ行ったとき、店主にその話をするとティペットも劣化するから扱いに注意した方がいいと教えてもらいました。

そう、扱い方でも劣化速度は変わってくるのです。

今回はティペットが切れるようになってしまった原因と、そうならないための対応方法について説明したいと思います。

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ティペットが劣化する原因

ティペットが劣化する原因は大きく分けて4つあります。

それでは順番に解説していきたいと思います。

紫外線による劣化

紫外線によってティペットは劣化していきます。

プラスチックが紫外線で劣化するのと同じです。外に置いてあるプラスチック製品とか変色してバリバリに砕けてしまったりしますよね。あれと同じ現象がティペットにも起こります。

分子量の低下、融点低下、機械特性(強度・伸びなど)の低下などが紫外線を浴びることにより起こります。

水(吸水)による劣化

ティペットが水によって加水分解されて起こります。

熱による劣化

熱によっても劣化は進みます。

ティペットは加熱されることで酸化します。そのため分子構造が切断され分解されてしまいます。

経年劣化

経時変化というものですね。

時間が経てば経つほど劣化は進んでいきます。

ティペットを劣化させない対応方

上記のティペットが劣化する原因をなるべく防ぐようにすれば言い訳です。

問題はスプールに巻いてあるティペットが劣化していくということです。

紫外線対策

まず、紫外線による劣化はティペットに直接紫外線が当たらないようにする工夫が必要です。

時々、フィッシングベストの外にティペットのスプールをぶら下げている方がみえますが、スプールのティペットに紫外線が当たってしまうのでよくないです。

購入時、ティペットはパッケージの中に入っていると思います。パッケージには紫外線カットなどと表記されていませんか?

紫外線カットのパッケージに入っているならばまだいいですが、外に出してからはなるべく紫外線に当たらないようにベストのポケットの中やバックの中に入れておいた方が劣化を防ぐことができます。

予備のティペットを持つにしても、パッケージから出さずに紫外線が当たらないポケットの中にしまっておきましょう。

水対策

水による加水分解も紫外線と同様に濡らさないようにしなければいけません。

ポケット中に入れておけばまず濡れることはないでしょう。雨の時はレインジャケットをベストの上に着るなど濡れない対策をしましょう。

熱対策

熱による劣化は夏などに車内に入れたままにしておくと、車内が高温になり劣化してしまいます。

面倒でも釣行から帰ったら車内から釣り道具は降ろしておいた方がいいです。

また車にクーラーボックスを入れておくのもいいと思います。

釣行中に駐車している車内も高温になります。その時に劣化が気になるようなものはクーラーボックスに入れておけば温度変化は少なくて済みます。

私は釣行で車を長時間離れるような時はクラーボックスに予備の偏光グラスやラインなども入れておきます。

経年劣化対策

大げさに言えばティペットは製造された瞬間から劣化が始まっているのです。新品でも何年も前に製造されたものでは劣化が進んでいます。なるべく新しいものを購入するようにしましょう。ワゴンセールなどで型落ちのティペットやラインなどは安くなっていますが劣化して強度が落ちていると思います。

ナイロンとフロロカーボンの違い

ナイロンとフロロカーボンでは劣化の進み方が違います。

フロロカーボンは耐吸水性・耐光性に富んでいるのでほとんど劣化しません。そのため腐敗することがなく、これが自然環境に良くないとも言われています。

ナイロンのティペットは劣化しやすいのでより注意して扱いましょう。フロロカーボンはほとんど劣化しませんが、ナイロン同様に扱うことにより更に劣化を抑えることができるので実践してみてください。

まとめ

「ティペットが何故切れるのか」について説明してきました。

使用していなくても劣化するので保管や携行時には注意が必要です。

今回のことを実践して頂ければ、ティペットを長持ちさせることがきます。

釣りに行ってティペットが劣化して使えないなんてことにならないように、こういった小さなことに注意していけば釣果にも繋がると思います。

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コメント

  1. Yama より:

    勉強になりました。