こんにちは、Takashit(@33fisherskier)です。
バンブーロッドの火入れ作業って難しくないですか?
私も試行錯誤して色々挑戦してみたのですが、火入れしすぎて炭にしちゃったりしました(笑)
専用のオーブンを買えばいい話なのですが、高くてなかなか手が出せません。
そこで行き着いたのがノードレス(節なし)です。
というか教えてもらったんですけどねw
ノードレスならば短いオーブンでOKですし、簡単に火入れできます。
この記事では現在使っている自作オーブンの紹介と、今までの失敗談を紹介したいと思います。
ノードレスバンブーロッドとは
ノードレスバンブーロッドとは竹の節(Node)が無い(Less)ロッドです。
竹の節部分を切り取り、節のないスプリットケーンをつなぎ合わせて任意の長さにします。
そのつなぎ合わせたスプリットケーンで作ったロッドがノードレスバンブーロッドです。
上の写真はつなぎ合わせの部分です。
節を取り除いたピースの両端を斜めにカットして接着剤でつなぎ合わせて作ります。
節を取り除いたピースは長いものでも40cmぐらいなので、短いオーブンでも火入れができます。
短いオーブンは簡単に作れますし、オーブン内の温度を一定にしやすいというメリットがあります。
自作オーブンの作り方
オーブンの作り方はとても簡単です。
もはや作ると言っていいのか?ぐらいのものです(笑)
ホームセンターなどで売っているステンレスの煙突にアルミホイルでフタをしただけですw
一応作り方を説明すると、ステンレスの煙突(長さ450mm、直径150mm)の中にBBQなどで使う網を400mm×150mmにカットして入れます。
煙突の片方にアルミホイルでフタをし、もう片方にはアルミホイルで1/3〜1/2フタをします。
フタはヘアゴムで留めます。
中央と奥にドリルで穴をあけて温度計を設置します。
完成です(笑)
多分5分ぐらいでできます。
オーブンの内部はこんな感じです。
温度計が刺さっているのと網が入っています。
この網の上にピースを載せて火入れをします。
引きで撮った写真だとこんな感じです。
上部の1/3〜1/2をアルミホイルでフタしています。
自作オーブンの費用
材料費は温度計が800円〜1500円ぐらいで煙突は1,500円ぐらいです。
合計3,000円もかかりませんw
パール金属 フライデー 揚げ物プレート専用温度計 100mm H-5850
オーブンの一番奥は温度が上がりやすいので温度計は中央と一番奥に設置しています。
両方の温度計を見ながらヒートガンの温度や風量、風向きなどを調整して同じ温度になるようにします。
私はホームセンターで売っていたアナログの温度計(それしか無かった)を買ってきましたが、ネットで見ると温度計も色々あるんですね。
何故かデジタルの方が安かったりしますし、温度計はデジタルでもいいと思います。
あとはオーブンの中を温めるのにヒートガンが必要です。
購入する際に色々調べたのですが、やはり安物はすぐに壊れたりするみたいなので私は白光のヒートガンを購入しました。
白光の温度風量可変タイプがおすすめです。
オーブンの温度調整するときに温度風量可変タイプだと調整がしやすいです。
また、この白光のヒートガンは付属のスタンドで立てて使えるので曲がり直しの時も便利です。
まあ、同様の機能が付いているマキタとかリョービなどのメーカーものなら大丈夫だと思います。
過去の失敗事例
過去には結構失敗しています(笑)
写真の銅パイプにスプリットケーンを入れてガストーチ・バーナーで炙るという方法です。
銅パイプの場合、節ありの長いスプリットケーンも火入れできるのがいい点です。
しかもパイプは300円ぐらいでしたし。
火入れ方法は銅パイプの出口に温度計を刺して、中央にも温度計を付けてガストーチ・バーナーで炙りました。
温度計をみながら温度が均一になるように炙りましたが、やはり火を均一に入れるのは難しかったです。
一部が若干黒くなってしまい、大丈夫かなぁ〜と思いつつもロッドの形まで仕上げたのですが、見事に折れましたw
あとはいらなくなったオーブントースターに穴を開けて、その中にスプリットケーンを入れて火入れする方法も試してみました。
オーブントースター内の温度がいまいち分からず、炭になりましたw
それで行き着いたのがノードレスという短いピースを火入れするという方法です。
まとめ
今回、紹介した自作オーブンはノードレスでないと使えません。
ちょっと特殊かもしれませんが、ノードレスをやってみたら節ありより荒削りや仕上げ削りは楽でした。
ロッドのアクションなども変わってくるのでここら辺は好みがあるかもしれませんが、ノードレスロッドを作ってみるのも面白いと思いますよ。